小論文
母校の教授の記事をよんで。
https://note.com/imatatsuphd/n/n8ec2cec64286
記事後半に
「あなたは友達に対して、いつまでも同じイメージを持ち続け、そのイメージ通りにその友達が考え行動することを無意識に求めてはいませんか?」
とある。ハッとした。確かにそうだ。そしてこう続く。
「人を理解するための準備段階として、まずすでに良く知っている人でさえ、その人に対するイメージを一度リフレッシュさせて、変化させる柔軟な心構えを持っていることが大切」
そうですよね。昨日三角形だと思ってたものが今日は四角形かもしれないし、もっと言うと1面しか見てないので、実は三角錐かもしれない。(そもそも型にはめようとするのがナンセンス)
人は周りの環境等で変わっていくものだし、だからこそ人を理解するためには凝り固まらず柔軟に向き合う必要があるというのは分かった。そこである疑問が浮かぶ。人間関係とは?と。
常に変化し続けるピースではいつまで経ってもパズルは完成しない。昨日ハマったピースが今日はハマらない可能性があるのだ。だとしたら何を根拠に仲良いと言えるのだろう。話は逸れるが、相手の今日のピースの形を瞬時に想像して捉えて、瞬時に自分をねじ曲げてパズルを完成させる種族がいることを俺は知っている。明日も明後日もその次の日も。その途方のない作業を想像すると胸が締め付けられる思いだ。完成しないパズルは怖いから、前提として変化を嫌う。自分は変化しないよう努力はしているが他人はやはり変わっていってしまうので、ズレる。そして修正。しかし、即席で変えた形、それも相手の意に沿うよう意図してねじ曲げたものが、なんとなく居心地が悪い。それが永遠と続くような気がしてしまう。これは狂いそうだ。
何が必要か考えていきたい。最近は安心感だと思っている。自分と相手、日々少しずつは変わっていくだろうけどこれまで積み上げてきたものがある。積み上げてきたものに触れるとなんとなく、感情が湧いてくる。喜怒哀楽様々。当時とは違う人間同士なのに、同じ思い出で笑いあえる。そういう思い出は大事にしたい。
あと、パズルなんて幻想だと思う。てかそれ平面やぞ。こちとら3Dじゃけ。ピースなんてもので人は括れない。人なんて一貫してることなんてあり得ないくらいに考える。
そして変化を恐れないこと。今日まで自分は生きてきたという事実が、(生存確率が高いという理由から)変化を拒むという話を聞いたことがあるが、これまでも変化し続けてきていて、今日まで生きてきたんだから、その論理だと変化し続けてきた自分の方が生存率が高いはずだ。
こう考えると誰とでも仲良くなれそうなんだが、居心地の良し悪しは人によってどうしてもある。何が関係しているのか。
記事では「人をしっかりと受容する態度、が親しい人間関係を構築する上で欠かせない要素は
1. Understanding (理解)
2. Validation (肯定)
3. Caring (思いやり)」
と書かれている。
2、3が鍵を握りそうだ。自分なりに解釈してしまうと、「互いを受容する姿勢と相手のことを想像し続けること」ではないかなと思う。傾聴と共感。それを積み重ねることで安心感が生まれる。その安心感が拠り所となり、互いを縛らない自由で居心地の良い関係ができるような気がする。それがあるからチャレンジして成功したら話せるし、失敗して慰められたりもしてもらえる。それが嫌われる勇気となって、いろんな人とも自然に接することができる。そうやってできたコミュニティが複数ある状態が自立なんだと思う。(この自立って漢字はどうも誤解を生みやすい)(この手の話題だと家族という話をしたくなるが、割愛)
長くはなってしまったが、自分がどうしたいかというと安心感を与えられる人になりたいと思う。失敗が多い分、何かと心配されることも多いのだが。それでも。
〈参考〉
母校の大学教授の記事
友人との会話
アニメ「リズと青い鳥」