フォーマルとカジュアル
服が好き。だから、このことはよく考える。
人は何をもってフォーマルとかカジュアルとかそういう印象を持つのかなと。
和訳すると
formal-公式的であるさま。形式的。
casual-堅苦しくないさま。くつろいでいるさま。
代表的にはフォーマルはスーツの上下に革靴、カジュアルはTシャツにデニムにスニーカーだろう。
フォーマル・カジュアルを5つの軸で考えてみる
形
色合い
柄
素材
彩度(光沢)
形
例えば襟付きの白いシャツはフォーマルだが、白いTシャツはカジュアルだ。これは襟があることによって、フォーマル度が高まっているからだ。ただ、襟付きのシャツでも身幅が広くなって行くと、カジュアルに近づくような気がする。アイテムそのもののシルエットはかなり影響してくるようだ。
色合い
フォーマルというと、黒、ネイビー、グレーという印象だ。対して、カジュアルは赤色とか黄色という印象がある。いわゆる寒色はフォーマルな印象を、暖色はカジュアルな印象を受ける。これは締まって見えるとか、ゆったりとした雰囲気に見えるとかそんな違いがありそう。
柄
ストライプとボーダーを比べた時に、ストライプの方は身体を細く見せるが、ボーダーは身体を太く見せる。ここから言えるのは、ストライプは締まるが、ボーダーはゆったりするということだ。ここにもフォーマルやカジュアルの要素がある。
素材
フォーマルな素材の代表は分からないが(シルクとかかな)、リネンにはカジュアルな印象がある。あとはフリースなどもカジュアルな印象だ。おそらく布自体に凹凸があると、カジュアルに近づくような気がする。あと光沢のあるものはフォーマルでマッドなものはカジュアルな印象が強くなる。
彩度
これは色の鮮やかさを表す。彩度が高いと鮮やかな色味となり、彩度が低いと落ち着いた色味となる。色合いとの組み合わせた話になるが、彩度が低いほど、カジュアルな印象になる時がある。例えば、先ほど、フォーマルな色としてあげた黒色も彩度を落として行くと、少し霞んだ感じになってカジュアル度が高くなる。
なぜこれだけフォーマル・カジュアルにこだわるかというと、フォーマルなアイテムとカジュアルなアイテムを組み合わせて、ちょっとどんくさいけど、バランスが取れた服装が好きだからである。襟付き白シャツにジャケット羽織ってても、スラックスじゃなくてスウェットパンツみたいな。それとそれ合わせるの意外といけるね、という瞬間がたまらない。
一旦ここまで〜